意識すべきことと考えるべきことは起業後より起業前の方が多い
こうして記事を読む瞬間にも貴方の「意識」は試されている。前段階だからと言って考えることや知ることを怠ってしまう意識の有り様なら、到底起業の成功には届かない。こうして一つの記事を読む時の意識でさえ人生を大きく左右させる影響を及ぼす。私がここに書くことはどれも簡単なことだ。その簡単な内容を如何に自身で難しく考えて実入りを増やせるかが、意識の成すところであり肝だ。
既にインターネットを通じて情報収集を始めているという経緯には着目すべき点がある。起業に対しての興味や意欲があり、意識があるという点だ。今はまだ漠然としていたって構わない。自信がないとしても、やりたいと思えるならその意識は捨てるべきではない。それこそが最初に手にする起業家の素質だからだ。
起業までの道のりとして記事を読むだけでも既に「どれだけ考えるか」という意識が必要だ。学校で習ったような文の読み方などは忘れてしまおう。もしもそれが「試験や課題のための文の読み方」であるとすれば、むしろここでは害であるためだ。シンプルに、ただひたすら知覚したものに対して深く考えることだけで起業の成功に必要な本質の理解は達せられる。初歩として必要なのは経営学ではなく、考え抜く力と揺るがぬ意識だ。それがなければ学も腐る。
ここでの目的は、意識レベルを今とは全く別次元の次なる段階へとシフトさせること。景気がどうだという話ではなく、根源的な部分から己を昇華させていく。しかし、それが叶うかどうかは私によるところではない。ここにおいても、あくまでも貴方が主役であり貴方が起業についてよく考えられていなければ、ステップアップは永劫に叶わない。
考えることだけでなく知らねばならないことも多い
考えることは初歩でしかない。そもそも知識とは歴史の産物。人類の歴史的な思考の積み重ねが知識として形作られこの世に残った。どれだけ考えようと人一人が一生に考えられる物量は、先人達が時代を超えて重ねてきた思考の物量には及ばない。つまり、歴史の限界を超えるためには学習が必要になる。断じて、考えさえすれば学習が不必要であるということではない。
しかし、あくまでも考える力を身につけることが先決であり、取り分けその意識を強く持たなければならない。何故なら、私達の義務であり通路であった学校という学習基盤の一般では、考えることや創り出すことの重要性を叩き込む教えに不足し、従順に知識をつけて通過させていくことだけを強調してしまっているケースが多いためだ。単位や課題に追われるということはイコールで思考や学習を意味するものではない。
そうした前提の上で前段階では意識度や思考実績を本質的な方向性から高めていくことが最大の目的となる。ここから先はとても深く果てのない世界。書いてあることを理解出来ても、書いてあることの重要性を実感出来なければ先には進めない。自信を持っても、自信が確信に至るまでは相応の時間を要す。片手間な意識で出来るものではない。それでも、その先には成功の世界がある。
まずは矛盾から逃げない寛大な器を持って広く深く考えられるようになろう。ここでは考えることを重視した記事を多く扱う。中にはあえて矛盾したことを言うこともある。そして、あくまでも初歩でありこの次の段階へと移行しなければ机上の空論になってしまうということも忘れないでほしい。